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「CHANGING ~二つの行方~」 vol.2

少しあいだが空いてしまいました。
大まかなあらすじは前回のブログで書き上げたのでちょっとホッとしたのと、先週はとてもとても忙しくなってしまって。
でも毎日のように舞台のこと、振り返っていたような気がします・・・。

ところで、イベントやこの舞台のことをブログに書くのに、メモを取ったり録音したりしてるんですか?というお問い合わせがあったのでお答えしておきますが・・・
録音や録画は禁じられていることですのでもちろんしておりません。
メモもわたしはイベントの最中は取りません。覚えておきたいことをイベント後にちょこちょこ手帳にメモる程度のことはします。
わたしの場合、イベントや今回の舞台もそうですが、その時間はは全力でそれを楽しみます。
そして帰り道や寝る前にそれを心の中で反芻しておくと、ある程度記憶にとどまります。これがまた楽しい時間♪
さらに、こうしてブログに書いていると、ちょっと忘れてかけていたことも不意に思い出したりするという不思議な効果があるんです。
頭の中で情報が整理される感じで、とても気持ちの良い瞬間です。
なので、わたしにとってはブログに書くことが、自分の記憶にとどめるための大事な作業になっています。
ただしもちろん記憶違いや忘れているということもあると思いますので、その時にはぜひご指摘ください。
よろしくお願いしますm(_ _)m

☆12/5(金) BAD☆
GOOD公演が終わって、NBファンのお友達と一徹くんファンのお友達とでお茶&軽く夕食をして(楽しかったァ♡)、
ホテルにチェックインする人はしたりして、再度劇場へ。
暗くなってライトアップされている築地本願寺はとてもミステリアス(?)でステキな雰囲気です。

あ、そうだ。GOOD公演の後、ホールのある2階から下に降りたところで、BADの主演の森くんに遭遇しました。
ちょうど入りの時間だったようです。
お友達が声をかけたら気さくに応じてくれて、
「BADも観るので楽しみにしてますよ」と言ったら、とても嬉しそうに
「あ!観てくれるんですね!がんばります!!」
と目をキラキラさせてました。
20歳になったばかりなんだって。キラッキラしてたなぁ~!写真で見るよりもずっとカワイイ。
NBの人たち、実物の方が断然かわいくてカッコ良いです。
もし気になる人がいたら、ぜひぜひ、生で見てくださいね。

さて、BAD公演は、わたしは先ほどの席とは同じ2列目だけど今度は上手側(舞台向かって右側)。
偶然だけれど、これもまたGOODと対比的な感じでよかったなぁ。

わたしは映画にしても舞台にしても、あまり前情報を耳に入れずに観に行きたい人なので、今回もGOODとBADの違いとかあまり知らずに観に行きました。
でも、すでに観た人からは「全く違う」ということだけ聞いて、どんな感じで違うんだろう~?とワクワク。
さっきよりは緊張せずに座っていました。
開演前の一徹くんのアナウンスも落ち着いて聞くことができました。
はぁ♡やっぱりステキな声♡

会場が暗くなり、GOODと同じく、階段状に武志がひとり。
人生は選択の連続・・・。
もし、あの時、こちらを選んでいたら・・・と、今度は舞台の上手側に向かってゆっくりと捌けていきます。
スクリーン上では白が渦巻く側です。
つまり、GOODの武志は「もし自分がBADの方を選んでいたら」、BADの武志は「もし自分がGOODの方を選んでいたら」、と言っているのかもしれません。

場面変わって、雄悟と直がフットサルの練習をしているところ。ボールの色がGOODとは違います。
この場面はGOODとほぼ同じく、武志がフットサルに不慣れな明を連れてきて責められ、そしてその後、練習中に武志は倒れてしまい救急車で運ばれます。

ところ変わって病院。
武志が池上先生から、ガンと余命の宣告を受けるシーン。
ここもGOODとBADでは全くと言っていいほど変わりません。
池上先生は相変わらず優しいトーンと優しい視線で、あまりにも残酷なことを武志に告げます。
武志も同じく、激しく動揺します。

このシーン、昼に見たときよりも一徹くんは緊張も取れて落ち着いているように見えました。
わたしが見慣れただけかなぁ~?w
言い間違ったのかな?と思ったセリフも、実はセリフだったということもわかり・・・
(「桐生くん・・・。(間)・・・武志くんは・・・」と言い直すセリフがあるんだけど、この(間)が間違ったための間なのかと、昼公演では思ってしまったの)

さて、動揺した武志は知らぬ間に公園に来て、ゲーム仲間の洋介と初めて会います。
GOODの洋介(左くん)とはちょっと違ったタイプの川合くんによる洋介です。
ここでもふたりの会話はGOODとほとんど差異なし・・・のように見えましたがどうでしょう?

武志が父賢三にガンを告白するところも、流れはGOODと差異なし。
でも、森くんが演じる武志と大矢くんが演じる武志は、もちろん全く同じではないので、なんていうのかな、ひとりの人間の二面性が表現されているような気がして。
森くん演じるBAD版武志は、大矢くん演じる武志よりも天真爛漫な雰囲気。
大矢くん演じるGOOD版武志は、森くん演じる武志よりもちょっと慎重派な雰囲気。
そういう風に演じ分けたかどうかは、役者さん本人たちに聞いてみないとわからないけど、わたしにはそんなイメージに見えました。

雄悟と直がビデオショップで働く明に武志の住所を教えてもらうところも、武志と洋介で「死ぬまでにする気持ちいいことリスト」を作るところも、流れは同じです。
でも、洋介と話している時に武志が挙げる「気持ちいいこと」が若干違いました。
GOODの武志は一番最初に「大きなお風呂(銭湯)」を挙げたのに対して、BADの武志は一番最初が「足ツボマッサージ」。
こういうところも、「人生の選択」の一環なのかもしれません。

そうして武志は自分の病気と人生と向き合って、病院で池上先生に
「僕、死ぬまで生きます」宣言をする、そこも同じです。
池上先生の
「苦しい時は、助けてって言うんです。」
という、この、心にググッと残る台詞。
わたしはGOODの時は3回目の診察の時だと記憶していたのですが、BADではその3回目が確かなくて・・・
じゃあこの時に言ったのでしょうか・・・?
それともわたしの記憶違いで、GOODでもこのシーンで言ったのでしょうか・・・?

いずれにしても、わたしはGOOD・BAD両方見て、池上先生は「不変の人」なんだと思いました。
詳しくはこの後のストーリーになりますが、
武志は周りの影響を受けて、自分の人生の選択を変えていく。
ほかの登場人物もGOODとBADでは少なからず違う人生を歩みます。
でも、池上先生だけは変わらない。ある場面を除けば。

武志は雄悟と直と明に、今後の過ごし方について話し、でも何をすべきなのかわからないと相談します。
ここで、武志の選択が決定的に変わります。
GOODでは黒澤明監督の「生きる」という映画の話をした明が、BADではアメリカのドラマ「ブレイキング・バッド」の話をするのです。
余命宣告を受けた主人公が、愛する家族のために財産を残したくて、ドラッグや犯罪など悪の道に染まってしまう、でもそれって究極の愛だと思わない?と熱く語る明。
それを受けて、雄悟は「犯罪は良くない」と正義感丸出しの発言で否定的に。
でも、武志は目を輝かせて、「どんなことでもいい、僕は自分の記憶に残る刺激的な人生を送りたい」と決意を固めるのです。
具体的に何をするかは・・・
ここではとにかくまず女作ろう!という若者らしい考えで、合コンしようぜ!と直と盛り上がるのです。

このシーン、4回見て気づいたことは、雄悟と直でボールを持っているのですが、
GOODでは最後にボールを持っているのは雄悟、
BADでは最後にボールを持っているのは直なのです。
GOODでは雄悟のやっているボランティアに武志が興味を大きく惹かれ、BADでは直の得意な女遊び(合コン)に興味を惹かれています。
こういうところを象徴的に表しているのかなぁと、後から思いました。
GOODとBAD、このように細かいところで違うことがいっぱいありました。
すべてが全て、武志の人生の選択につながっているわけではないと思いますが、人生はひとつだけではなく、いろんな選択肢がどこにでも転がっているんだということなんじゃないかと。
賢三がよくやっている競馬でも、池上先生と公園で出会うシーンでは、ラジオ中継を聞きながら、GOODでは「そのまま!そのまま!」と叫んでいたところ、BADでは「まくれ!まくれ!」と叫んでいたり。
競馬なんて、本当に「選択」の象徴です。
あの時〇番じゃなくて△番の馬券を買っていたら、その後の人生違っていたかも!ってみんながみんな、思うじゃないですか← 一時期競馬にはまってた人(爆)

そうして、その後、武志は直に頼み込んで合コンをセッティングしてもらいます。
みんなで一緒にボランティアをする流れになったGOODとは大違いのストーリーがここから始まります。
雄悟たちと洋介は最後まで知り合いません。

雄悟は「気が進まない。合コンで好きになっちゃったら、そのあとどうすんだよ!」と、武志ともしかしたらできるそのお相手の女の子のその後のことを考えて、合コンには消極的。
直はそんな後先考えてもしょうがないじゃん、という感じで、とにかく人数合わせばかり考えているようです。
明はどっちの味方にもならず、でも臆病者でオタクな自分が合コンに参加するのはちょっと・・・みたいに引いています。
そうして3人はなんとなくバラバラになってしまい、それを自分のせいだと思った武志は、ちょうどそこにやってきた洋介に、
「気持ちいいことしたい。どっか楽しいとこ連れてってよ!」言い、洋介は武志に東京の裏の世界を教えていくのです。

お酒を飲んで気持ちよく酔っ払ってみたかったのに、泥酔して吐き、
お酒を飲む店は楽しいのかと思ったのに、そこに来る客はみんな愚痴ばっかりだと知り、
武志の彼女の友達を紹介してもらって童貞喪失した初めてのセックスは、それほど気持ちよくなく終わってしまい、
「次はこれ飲んでヤレば、気持ちいいぜ」と、怪しい錠剤を洋介から渡される・・・
武志は「気持ちいいことしたい」という決意とは裏腹の、苦しくもがく毎日の中で、とうとうドラッグに手を出してしまったのです。

結局合コンをドタキャンした武志のせいで、武志と雄悟と直と明の関係は疎遠になります。

ある日、街中でふらふらと洋介と歩いている武志を見かけた明は声をかけますが、「ほっといてよ!」と言われ、洋介にからまれ・・・。
それでも心配そうに武志をみつめる明。

それでも父が寝ている自宅に帰る武志の日々は季節が移り変わっていきます。
最初は楽しげだった武志も、痛みに耐えるために怪しいクスリでごまかし、最後はまるでヤク中のようにふらふらで帰宅します。
寝たふりをしながらも、最後はさすがにちょっと心配そうに「・・・武志?」とつぶやく父賢三。

武志がひとりふらふらと歩いているところへ、池上先生が現れます。
「武志くん!」と呼び止め、倒れそうな武志の腕を掴み、肩を支えます。
「病院へ全然来ませんでしたね。ちょっとさぼっていましたね!」と少し厳しい声で言いながら、武志の状態を観察しながら語りかける池上先生。
腕をしげしげと見て、「少し痩せましたね」
などと言っているうちに、その場に倒れてしまう武志。
先生は慌ててひざまずき、自分の片膝に武志の頭を乗せてあげます。
「先生、なんで・・・?」とか細い声で訊く武志に、先生は
「武志くんの友人の明くんから連絡をもらったんですよ」と告げます。
焦点の合わない武志の目の下まぶたを下げて、
「武志くん、何か飲みましたか?」と訊くと、武志はもう声にならない感じで、自分のズボンのポケットを指差し、
先生はそのポケットに指を突っ込んで、錠剤を取り出し、ため息をつくようにうなずきます。
息も絶え絶えな様子の武志に、「車、呼んできますからね。ここで待ってて」と声をかけるも、武志は
「先生行かないで。もう少しこのまま・・・先生にこうしてると気持ちいい。安心する・・・」と武志。
池上先生は優しくうなずきながら、自分のジャケットのポケットから携帯電話を取り出して病院へ連絡します。
「池上です。おつかれさまです。車を一台まわしてもらえませんか。はい、わたしの患者です。場所は・・・」
と言っている間にも、武志の息は少しずつ弱く・・・
「隅田川の桜・・・父さんとまた見たかったなぁ・・・」
「見れますよ!」

「・・・・・・せんせ・・・・。・・・・・たすけて・・・・」

<暗転>
キラキラした光の中で、武志は父と一緒に桜を見ています。
「父さん!見て!きれいだねぇ~!」
賢三もニコニコしながら、そんな武志と楽しそうに言葉を交わし、そこへやってくる池上先生。
3人で桜の木を見上げている・・・そんな光景。

それが、BADの武志の最後に夢見た光景でした。

「武志くん!武志くん!」
「武志!」
と、賢三と池上先生(と明も?)に看取られる武志。

場面変わって、GOODと同じく、うなだれて公園のベンチに座る賢三のところへ池上先生がやってくるシーン。
治療費の話、そして遺書のやりとり。
手紙を読み上げる池上先生と、それを聞く賢三。
賢三の「たけしーーーーーーっ!!!」の叫び声とともに、ふたりの上に桜の花びらが舞い散る・・・

---終演---

エンディングは同じなのに、全然違う感情で見ていたような気がします。
そして、武志が息を引き取る場面は、思い出すだけで今でも泣けてきてしまいます。
「助けてって言うんです」と言ってくれた、池上先生のその言葉は武志はしっかり胸に刻んでいて。
そして最後にやっと「助けて」と言えた。
その苦しさを思うだけで、こちらの胸も苦しくなります。
違う選択をしていたら、「助けて」と言える相手はもっともっと周りにもいたかもしれない。
でも、不変の人である池上先生だけが、武志にとってのその人だったし、そういう人の腕の中で息を引き取れたことは、それはそれで幸せな最期だったのかもしれません。
一徹くん演じる池上先生の武志を抱き抱える包容力。さすがに人を抱き慣れてるだけあって、武志は本当に気持ちよさそうでした。
本当に気持ちいいって森くんも裏話で言っていましたね(*´∀`*)

GOODとBAD、同じような場面でも違うということいくつかあって、
わたしが気づいたことをちょっと挙げてみます。
・オープニングの武志の捌ける方向(上手と下手)
・武志の前髪の分ける方向(右と左)
・フットサルのボールの色(オレンジとピンク)
・気持ちいいことリストの内容
・回想シーンで母の手紙を父に渡す武志の手(右手と左手)
・武志のカバンに入っている水のラベル(ついていないのとついているの)
・ボールを最終的に持っている人(雄悟と直)
・賢三が聞いている競馬中継(「そのまま!」と「まくれ!」)
・明が賢三に遭遇するシーンでの動き(ほうきを倒す、倒さない)
・・・

ほかにもきっといろいろ・・・それは「選択」や「変化=changing」を象徴的に表すものだと思います。
そんな中、さっきも述べたように、池上先生は変わらない。そういう象徴の登場人物なのかもしれません。

それから、登場人物の衣装について。
それほどお芝居をたくさん見てきたわけではないのですが、衣装替えを頻繁にするお芝居もあれば、ずっとその人物を象徴する服装そのままのお芝居があると思いますが、この「CHANGING」は後者です。
登場人物はずっと、フットサルも、ボランティアも、仕事も、寝るのも、同じ服装です。
ただし、季節の移り変わりを武志だけは、コートのボタンを開けたまま着ている(秋)→閉めて着ている(初冬)→マフラーをする(冬)というふうに表現していました。

そんな中、池上先生だけが、衣装を若干変えて登場します。
病院内での池上先生は白衣。
公園で賢三と会って話すシーンも白衣。
BADで武志を看取るシーンは白衣ではなくグレーのジャケット
(BADでの武志の死ぬ間際の夢のシーンでは、ジャケットを脱いだ白シャツにネクタイ)
最後の手紙を読むシーンはグレーのジャケット

賢三は仕事でも家でも同じニッカポッカなのに対して、池上先生はある場面から白衣を脱ぐ、というのは、
わたしが勝手に思うに、武志の「主治医」である立場からの脱却かなと・・・。
武志を看取るシーンは、医師である立場を越えて、個人的に武志が心配で見に来ている池上航平なんじゃないかな。
お葬式を終えて賢三に遺書を手渡しに来る場面も、武志の友人のひとりとしての池上航平なんじゃないかなと・・・。
そして、武史や賢三にとっても、そう見えているということを表しているのかなぁ~と、勝手に考察してみました。


12/5のBAD公演は、公演後のトークや挨拶はなかったのですが、カーテンコールの際に森くんから、12/6の公演はまっつんこと松岡くんが池上先生役も演じるという一人二役であること、チケットがまだあるのでぜひ観に来て欲しいということのアナウンスがありました。
みんながまだ涙にくれている、そんな状況でとても言いづらそうで、「変な感じになってすみません!」と言いながらw
でもそんなちょっと頼りなさげな座長を支えるキャストのニコニコ笑顔がとても温かくて、いい雰囲気でした。

名残惜しそうにステージから去っていくキャストのみんなと、最後まで舞台袖で深くお辞儀をする森くんの姿がとてもまぶしかったです。

ここでまた一旦区切ります。
この後の記事は、12/7の千秋楽のことをまとめて書きたいと思います。

相変わらず書いてみては長いなぁーと自分でも辟易するのですが・・・
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!!!

<続く>


イベント等 | 【2014-12-18(Thu) 00:19:26】 | Trackback:(0) | Comments:(4) | [編集]

「CHANGING ~二つの行方~」 vol.1

『CHANGING』~二つの行方~
CHANGING.jpg

日程:2014年12月3日(水)~7日(日)
全8回(Good サイド4回 Badサイド4回
劇場:築地ブディストホール
作・演出:カニリカ 制作:NBO
出演:大矢剛康、森輝弥 / 松岡佑季、夏樹弘、高岡裕貴 / 川合智己、左光哲
友情出演:一徹 特別出演:柏進

余命半年と宣告された若者が残りの人生に選んだ道は、果たしてどちらが正しいのか?
―――答えはあなた自身が決める。
人生は選択の連続――。あの時もう一つの道を選んでいれば、その後の人生はどうなっていたのか?
もし残された時間があと半年で、やり直す時間がないとしたら、人はどのように選択し、人生を進めるのだろうか。

♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
かなりの長文です。ご了承くださいませm(_ _)m

一徹くんが、美男子界で共演したNAKED BOYZのみんなやツッキーとごはん食べに行った写メツイが上がってきて間もなく、予想もしなかった「一徹さん、舞台初挑戦」のニュースが飛び込んできた9月24日。
胸を高鳴らせながらチケットを手配し、2ヶ月間。
ここ3週間ほどは、ほぼ毎日のように稽古場の風景がNBのメンバーやカニリカさんや柏さんや一徹くん自身から流れてきて、「いよいよ!」って感じになっていたのですが、それでもまだまだ一徹くんがお芝居の舞台に立つというのがどうもイメージが湧かず・・・変なドキドキを重ねておりました。

わたしは、12/5と12/7でGOODとBADそれぞれ2回ずつ、計4回のチケットを確保しました。
正直、「観過ぎかな・・・」なんて思ったりしてたんだけど、全て観終えて、「もっと観たかった」というのが実感です。

まだ頭の中で整理ができてないけど、ここに書き連ねていけば、まとまってくるかなぁ・・・。
では、「CHANGING」レポ、開演です♪

<劇場について>
ブディストホールは、築地本願寺の境内脇にあるこじんまりとしたホールです。
客席は160席ほど。想像よりもホール全体が小さくて、舞台も体育館のステージより幅は狭いんじゃないかというぐらい。
小さめで上品な映画館といった趣です。
なので、音響は演出用の音楽やナレーションはスピーカーから流れますが、キャストの声はすべてマイクを通さず生声です。

<舞台について>
大掛かりなセットはなく、背景にスクリーン、舞台向かって右側に階段上になっている部分が常にあり、
場面の変化は、キャスターのついた衝立状の板と箱状のもので全てを表現します。
衝立は、白い板に何色かの線で装飾されている面、茶色のカーテンが取り付けられている面、白いカーテンが取り付けられている面があり、茶色のカーテンは武志の自宅、白いカーテンは病院、ほかの場面はすべて線で装飾されている面を表しています。
箱状のものは、公園のベンチになったり、自宅のテーブルと椅子になったり、病院の椅子になったり、ビデオ店の返却ボックスになったり・・・
衝立と箱は、場面転換の際にキャスト自らが動かします。
背景のスクリーンは、オープニング映像、演出用の映像が場面によって少し流れる程度です。
とにかくシンプルで、それゆえに場面ごとの人物の感情やセリフや表情が活きてくる舞台構成でした。

<登場人物について>
詳しい解説はぜひ公式ブログでの「登場人物ガイド」を読んでいただきたいのですが、以下、簡単にわたしなりにまとめてみます。

●桐生武志 21歳 (GOOD:大矢剛康、BAD:森輝弥)
主役。大学生。中学生の時に父母が離婚したため、父と二人暮らし。大学の友人たちとフットサルをしている。ビデオ店でバイトしている。
人のこともよく気づき優しい。
ある日フットサル中に倒れ、診察の結果、肝腫瘍で余命半年と宣告される。

●安藤洋介 21歳 (GOOD:左光哲、BAD:川合智己) 
武志のオンラインゲーム仲間。実際に会ったことはなかったが、武史の不意の呼びかけに応じて会うことになる。定時制の高校を卒業後、居酒屋でバイトしながら、OLの家に居候している。

●須崎明 25歳 (松岡佑季) 
武志のバイト先の先輩。気が弱く臆病者で映画オタク。友達が少ないが、武志がフットサルに誘ったことで、フットサル仲間と少しずつ交流する。

●石川雄悟 22歳 (夏樹弘) 
武志の大学の同級生でフットサル仲間。ボランティアに励んでいる。正義感が強い。

●荒井直 22歳 (高岡裕貴)
武志の大学の同級生でフットサル仲間。金持ちの息子で金遣いが荒い。

●池上航平 34歳 (一徹) ※12/6は松岡佑季が二役で演じる 
城北大学病院の医師。救急車で武志が運ばれてきたことをきっかけに主治医となる。温厚であまり取り乱さない。

●桐生賢三 43歳 (柏進) 
武志の父。建設現場の足場を作ることを専門とする足場トビ職人で酒癖が悪い。うまく仕事が入らず、常にイライラしている。不器用。

<ストーリー>
簡潔に言うと、大学生の武志がフットサル練習中に倒れて救急車で運ばれ、悪性の肝腫瘍で余命半年を宣告されてから、亡くなるまでの話です。
宣告を受けた武志が、自ら考えたり、周囲の人と話したりする中で、少しの差が生じ、残りの人生、「人の記憶に残りたい」とボランティアに励む(GOOD)か、「自分の記憶に残るものにしたい」と刺激や快楽を求める(BAD)かの選択が変わってきます。
そして、亡くなる状況も、その時望んでいることも変わります。
なぜその選択になったのかは、ほんの少しの違いなだけ。武志の表情や声のトーンなどの反応で、周りの武志へかける言葉や態度も変わってきます。
GOODの武志はなぜGOODの道を選ぶことになったのか、BADの武志はなぜBADの道を選ぶことになったのか・・・。


GOOD.jpg  BAD.jpg

以下、少しずつですがレポです。

☆12/5(金) GOOD☆
わたしにとっては、初めての「CHANGING」。
記念すべきこの日は、NOTTVの「美男子界」に一徹くんがゲスト出演した時からのTwitterでのお付き合いさせていただいている、NBファンのお友達と初対面することにしました♪
お互い、「いつか会いたい!」と言い合っていたら、こんな機会が訪れる・・・夢のようです。
ちょっと早めに待ち合わせて、せっかくの築地なので築地市場外の「鈴木水産」にてランチ。
その後、築地をぶらっとお散歩してから、築地本願寺へ。
ブディストホールでのNB公演については慣れてるお友達にいろいろ従って、列に並びました。

劇場は、想像よりもぎゅっと小さくて、舞台と客席の近いこと!
開場から開演までの30分は、あっという間でした。
最初のブザーが鳴ってすぐ、
「本日は、ネイキッドボーイズ アクト ナイン、チェンジング 二つの行方に、お越しいただき、まことにありがとうございます。開演に先立ちまして・・・」
というアナウンス。
一瞬気付かなかったんだけど、これは紛れもなく、一徹くんの声です。
「~に」で一息置く癖、「ツイッター」がちょっとだけ「ちゅいったー」になりかけてるとこ、「それでは」の拍の取り方・・・
まぎれもないwww
しかし、こうしていい音で劇場内に響く一徹くんの声、改めてじっくり聞くとやっぱりイイ声♡
聞き惚れました。と、同時に、噛むんじゃないかとちょっとハラハラw
もちろん噛みませんが・・・何テイクぐらい録ったのかなぁ~とか想像(笑)

アナウンスが終わって、次のブザーが鳴ると同時に劇場は真っ暗に。
舞台向かって右側の階段上に、武志。
この武志はもうきっと死後、自分の人生を見つめている武志です。
人生は選択の連続だということを説明しながら階段を降りて舞台中央へ。
そしてあの時違う方を選んでいたら、どうなっていたんだろう・・・と言い、
GOODの武志は、スクリーン上で黒が渦巻く下手(舞台向かって左側)へゆっくりと捌けていきます。
ここで流れるオープニング映像と音楽は、まるでドラマのよう。かっこいいです。

雄悟と直がフットサルの練習をしているところに、明を連れた武志が現れます。
本当はフットサルのうまい友人を連れてくるはずだったのに、初心者の明を連れてきたことを責められる武志。
それを見て、臆病者の明は「迷惑だったら・・・」と身を引こうとしますが、雄悟がそれを引き止めます。
これがこの3人の初対面。
そしてフットサルの練習を始めるのですが、体調悪そうだった武志がとうとうそこでバッタリと倒れ、救急車で運ばれてしまいます。

場面変わって病院。
意識は取り戻し、元気も取り戻したような武志が座っているところへ、一徹くん演じる池上医師が現れます。
カルテを見ながら、
「桐生くんは学生さん?一緒にいたのは、お友達?」
普段の一徹くんよりも落ち着いた、ゆっくりした口調。
患者である武志のことを真っ直ぐ、たまに覗き込むようにして、見つめながら話します。
「ご家族が居るときに詳しい話をしましょう」と言う池上先生に、ただ事でないことを察知した武志は、
「僕はもう大人です!話してください!」と懇願し、池上先生も一瞬の間の後、
「そうですね、武志くんはもう21歳ですし・・・話しましょう」と、武志が検査の結果、悪性の肝腫瘍であることを淡々と述べます。
もちろん武志は「うそでしょ!良性でしょ!僕はお酒飲まないし!」と激しく動揺。
池上先生はそれでも淡々と、診断結果に間違いはないこと、アルコールのせいではなく、もともと発症していたものが成長していまや15センチもの大きなガンになっていること、そして肝臓だけでなくほかにも転移していることを告げます。
そして、統計上では1年後の生存率は50%、2年後は20%ぐらいだと。
「じゃあ、僕はあとどれくらい生きられますか」と問う武志に、
「あと・・・半年ぐらいでしょうか」と言う池上先生。
淡々としているけれど、冷たくはない。これだけ残酷なことを述べているのに、優しさすら感じる。
それは、武志をじっと見つめる眼差しと、声のトーン。そして少し悲しげな表情のせい。

一徹くんが生でお芝居をしている、しかも舞台で、という場面に初めて立ち会ったわたしは、冷静に見ていたつもりではあったけど、やっぱりなぜか緊張していました。
演技の一環のはずの「間」も大丈夫かとハラハラしてしまい・・・
でもね、この回の一徹くんはわたしが観たほかの回に比べてちょっと堅かった。
だから、台詞回しが少し慎重すぎてるような節もあったし、台詞に詰まってしまう場面も。
でも、この初登場場面で池上先生のキャラクターを観客に伝えるという意味では、完全に成功していたと思います。
あの台詞であの淡々とした感じ、うっかり演じると冷たい医者になるところ、そうではなかった。

さて、武志はすっかりショックを受けて、無意識に公園へ。
この時、武志の脳内で流れる池上先生の声がナレーションで流れるのですが、これがまたエコーがかかった
「あと・・・半年ぐらい、でしょうか・・・」
胸に来ます。イイ声すぎて(*´д`*)(違

夕暮れの公園のベンチで横になる武志に、ゲーム仲間洋介からメッセージで対戦の申し込みが届きます。
「今それどころじゃないんだよ・・・」と言いながらも、洋介が出した最高得点にちょっと興奮する武志。
ちょっとだけ現実逃避できる瞬間です。
そして、その逃避を実際に会ったことはない洋介にぶつけます。
「もし近くにいるなら、会わない?」
偶然にもすごく近くにいた洋介と初めて顔を合わし、会話を交わし・・・自分とは全く違うタイプの(チャラい系)洋介に、武志は、
「もし、あと半年しかないとしたら、何する?」
と尋ねてみます。
「はぁ?変なこと聞くなぁ。半年かぁ・・・俺だったら、今までやってないことすんな。んで?お前どっか引っ越すの?」
とかるーく答える洋介に、
「あぁ・・・僕ね、あと半年しか生きられないんだって」
と告げる武志。
「お前、何冗談言ってんの?」と交わそうとする洋介ですが、冗談じゃないことに気づき、一旦はキレます。
ゲームで対戦していいやつだと思ったから会おうと思ったのに、会ったら余命半年だって・・・嫌がらせかと。
武志は謝りながらも、
「きっと、一番遠い知り合いか、一番身近な他人に言いたかったんだ」
と言い、余命宣告を受けて初めてそれを伝えたのが洋介だという事実を伝えます。
そういう武志の気持ちを汲んだのか、洋介はもういちど武志の隣に座り、武志の今後のことを一緒に考え、自分の身の上話をしながら、武志が「世界で一番不幸せ」な顔をするのを吹き飛ばそうとするのです。
うん、チャラいけど、憎めないいいヤツ。

家に帰宅した武志は、競馬新聞に夢中な父に向かって、「僕の話、聞いてくれますか」と切り出します。
ちゃんと聞く姿勢を取ってくれない父にめずらしく憤り、競馬新聞を取り上げて怒鳴られながらも、「聞いてください!」と言う武志のいつもと違う様子にきっと勘づいた父は、不機嫌そうに
「早く言えよ」と言いながら、それでも目は競馬新聞へ。
武志は、今日倒れて救急車で運ばれたこと、病院で検査をしたらガンが見つかって余命半年だと言われたこと、を淡々と報告します。
「ガン」という言葉にさすがにびっくりした様子の父賢三ですが、それでも武志を一瞥して「は?どうすんの?」と尋ねるのみ。
「どうすんの!?」と荒い口調で訊かれた武志は、一瞬考えながら・・・「大学?」と。
「治療とか金かかんだろ?は?あーそれもそうだ!高い学費出してやってんのによ!」とお金のことしか心配していないような父。
さらには、無理して大学に行かせてやったのに、卒業したらガンガン働いてもらって自分は楽するつもりだったのに、ここにきてガンだとか、どれだけ親不孝もんなんだと怒鳴り始める父。
さらには、武志が入れたお茶を飲んで「ろくにお茶も淹れられない。」と吐き捨て、出かけてしまいます。
ショックでそのままその場で寝てしまい、悪夢を見る武志。

それぞれの初登場シーンなので、ここまで丁寧に書いてみました。
このあとは、少し端折りながらあらすじを追っていきたいと思います。

フットサル仲間の雄悟と直は、しばらく大学に顔を出さない武志を心配して、武志がバイトしているレンタルビデオ店を訪ね、明に住所を教えてもらいます。
明は、仲の良い友人なのにふたりが武志の家や家族について何も知らないことにびっくりし、雄悟と直も、そういえば武志のことを何も知らないと気づきます。

洋介はその後も武志と会い、父への報告がどうだったかを聞いて「なんじゃそりゃ!」と軽く明るく振舞ったり、残された半年、武志の「気持ちいい」って思うことをどんどんやればいいんじゃないの?とふたりで「気持ちいいこと」リストを書き出したりします。

武志は病気を見つめ、いろいろ調べた結果、自分なりの結論を持って、病院へ。
池上先生は優しく明るく「こんにちは。武志くん」と迎えてくれます。
「先生、僕決めました。僕、死ぬまで生きます!」
池上先生は「?」な顔をしながらも優しく微笑み、「それは・・・どういうことですか?」とたずねます。
武志が言う「死ぬまで生きる」というのは、お金のかかる治療をせず、入院もせず、自然に死ぬまでこのまま生活する、ということでした。
池上先生はめずらしく少し動揺します。
「治療をすれば、半年が8ヶ月、8ヶ月が1年になるかもしれない、そしたら、やりたいことをもっとできるかもしれないんですよ!」
それでも決心は固い武志。
池上先生は、「何かあったら、ここにいつでも連絡してください」と、武志に自分の携帯番号をメモして渡します。
そんな医師の立場を越えたような先生の優しさに感動した武志は、
「どうして先生はそんなに僕に良くしてくれるんですか?僕は今日の治療費すら払えないかもしれないのに」と尋ねます。
池上先生は、
「リベンジ、ですよ」と。
実は自分が高校生の時にひどい病院の対応のせいで、すい臓がんの母を亡くしていることを告げ、それをきっかけに医者になると決めたことを話します。
そんな姿に心打たれた武志は「先生ありがとう!僕、これ大事にします!」と携帯番号のメモをしっかりとカバンにしまい、去ります。
「いつでも、何時でも、電話するんですよ」と見送る池上先生。

武志はその後、すでに病気のことを話してあった雄悟と直に加え、明も呼び出し、このまま入院も治療もしないで、やりたいことをやるという決心を告げます。
一旦は皆、「ちゃんと治療を受けろ」「金なら貸す」「今ならいい治療法があるんじゃないの」と言いますが、固い決心を受けて、武志が半年で何をしたらいいかの相談に乗り始めます。
雄悟は自分がやっている「ボランティア」、直は「女作って旅行しろ」・・・そして明は「経験がないからわからないけど」と言いながらも好きな映画の黒澤明監督の「生きる」の話をします。
役所で働く主人公が、余命僅かだと宣告され、自分に何ができるか考えて公園を作るという話だと熱く語る明。
最後は亡くなった主人公の作った公園で、子供たちが楽しく遊んでいる場面だと聞いたとき、武志の顔が輝きます。
「僕、人の記憶に残ることがしたい!」
そして、雄悟のやっているボランティアはどうか、という結論になるのです。

後日、バイト先に雄悟たちを呼び出した武志は、できるだけボランティアを数多くやりたい、自分には限りがあるからどんどん人と会ってその人たちの記憶に少しでも残りたい、と話します。
武志の体を案じて、「そんな無理するな」と止めにかかる雄悟と直と明。
そこへビデオを借りに来た洋介が、武志が3人にいじめられてると勘違いし
「てめえら何やってんだ!ただじゃおかねえぞ!」とオラオラと怒鳴りかかってきます。
雄悟たちと洋介の初対面シーンです。
武志が自分の友人とバイトの先輩だということと状況を説明。
そして流れで、ここのみんな全員でボランティアに登録してみんなでボランティアやろう!ということに。
洋介にいたっては「ボランティア?なにそれ?新しいゲーム?いつ始まんの???」
という調子ですが(笑)

そして始まるボランティア。
かなりの重労働のこともあり、武志の体調を気遣いながらの4人です。

そんな中、池上先生は武志の父賢三を公園に呼び出します。
賢三は競馬中継を聴きながら大興奮中。池上先生は声をかけるタイミングを横で覗き込みながらうかがっています。
「桐生さんですか?池上です、さっき電話した・・・」
賢三はそっけなく、「何の用ですか?武志が何かした?今仕事入っちゃったんで忙しいんですよね」とすぐに立ち去りたい様子。
それを穏やかに「座りませんか。時間はとらせません」と引き止め、武志が治療を拒んでいることを伝えます。
ところが、それを聞いた賢三は
「上等じゃねえの!早く逝っちまえ」と。
さすがの穏やかな池上先生も、
「お父さん!!!」と声を荒らげます。
ふたりは睨み合い、「早く病院に戻れ!」と賢三に突き飛ばされて尻もちをつく池上先生。
怒りでワナワナしながら立ち上がり、「余命半年・・・不運なやつ」と言い捨てた賢三に対して、
「先ほど武志くんのことを『不運なやつ』とおっしゃいましたが、病気が不運なのではなく、あなたの子であることが不運なんだと私は思います!」
「武志くんのことはわたしが責任を持ってサポートします!」
と言い残し、先生は立ち去ります。

ある日、病院に笹かまぼこを手土産に持ってきた武志。
「先生、はいこれ。」
「ん?これはなんですか?」
「ボランティアで宮城に行ったお土産です。僕治療費も先生に立て替えてもらって、何もできないけど・・・受け取ってください」
池上先生は、宣言通り武志の治療費も立て替えてくれているみたいです。
体の調子を訊きながら、痛みは鎮痛剤で取れているかと確認しながら、先生は武志のボランティアのことについて話を聞きます。
たまに痛みを感じながらも、きっと少しガマンして耐えている武志。
そして、武志は父と昔見た目黒川の桜を思い出し、
「桜が咲くまで生きられるかなぁ・・・」とポツリ。
「だいじょうぶですよ。桜見られますよ。」と池上先生。「この病院の裏庭の桜も、見事ですよ。一緒に花見しましょう。」
「わぁ!本当に?先生、約束ね!」と武志。

その日の去り際、池上先生は
「武志くん」
と呼び止め、
「苦しい時は、『助けて』と言うんです。」
と優しく、でも真っ直ぐ目を見て言います。

この言葉。
それまで武志の気持ちを考えながら、涙をこらえて観ていたところ・・・
このひとことでこらえられなくなりました。
今までお母さんが出て行ってしまったこと、仲の良くない父との生活、そして病気のこと。
きっと辛い気持ちや苦しい気持ちをいつも抑え込むのがクセのようになっている武志にとって、この言葉はグッと染み入ります。

黙って深々と一礼して立ち去る武志。

武志はその後もボランティアを続け、季節は秋から冬へ移り変わっていきます。
帰宅すると、父が寝ていても必ず「ただいま」と言う武志。
最初は元気な「ただいまー!」だったのが、日を追うごとに次第に「ただいまー」「・・・ただいま・・・」となっていきます。
賢三は、いつも寝ているふり。不器用で、息子が死に向かっていくのをきっと直視できないのです。
最後の方、急激な痛みが武志を襲い、慌てて鎮痛剤を飲んで苦しみながら部屋へ向かう武志の後ろ姿に、
「武志?」と声をかけるのみです。

ある日のボランティアの途中で、とうとう武志はその場に倒れ、
ボランティア仲間4人の腕の中で、
「・・・またみんなと、フットサル、したかったなぁ!」と言いながら、息を引き取ります。

<暗転>
明るい光の中、フットサルに興じる武志たち。
父賢三も応援してくれています。
武志は父に駆け寄り、「お父さん!」と抱きつく。
あまりにもキラキラな場面。
これが武志の最後に夢見たシーンです。


日が経ち、公園でうなだれながらベンチに座る賢三のもとへ、池上先生がやってきます。
「あー、先生。先日はわざわざ葬式までありがとうございました」
と頭を下げる賢三。
「もう落ち着かれましたか?」と池上先生。
賢三は、先生が武志の治療費を催促しに来たと思い慌てますが、先生はゆっくりと微笑み、
「違いますよ。それに、治療費はもういただいています」
と、武志が亡くなる前にバイトで貯めてあった分を支払いに来たと説明します。
そしてポケットに入っていた手紙を取り出し賢三へ。
「生前、武志くんからお父さんへと預かっていたものです」
という言葉に、
「遺書?」と言いながら受け取りますが、賢三は怖くて開けられません。
何度も眺めたりさすったり、池上先生の顔を見たり。
先生はじっとそんな様子を見ていますが、賢三はとうとう
「先生・・・これ、こわいな。先生が読んでよ。俺、無理だ」
と言ってその手紙を未開封のまま、渡すのです。

躊躇するものの、封を開けて読み始める池上先生。
そこには、父へ謝罪と感謝の気持ち、それから自分が亡くなったからもうお金の心配かけなくて済むことなどが、武志らしい言葉で書かれていました。
「それであんなに治療を拒んだのか・・・」と先生。

「また父さんと桜、見たかったなぁ・・・」というひとことで終わる手紙に、賢三は耐え切れず
「武志ーーーーーっ!!!」と泣き叫びます。
そして桜の花びらが舞ってくる・・・

この場面はもう思い出すだけでも涙が溢れます。
やはり淡々とはしているけれどやさしい池上先生の横で、感情を激しくむき出しにするお父さん。
すごかったのは、最後に流れる一筋の父の涙です。
それまでは目に涙を溜めつつこらえている賢三が、最後のひとことで、つーっと一筋涙を流す。
その涙に照明が当たって、キラキラ光りながら頬をつたっていく・・・鳥肌が立ちました。
さらに、舞い落ちる桜の花びらがふたりに降り注ぎ・・・賢三の背中と池上先生の髪と胸にとどまります。
---終演---

GOOD公演を初めて見たので、ストーリーを追うのに必死だったかもしれません。
こうして書き出してみてわかったこともあります。
GOODの武志は、とにかく明るく必死に「人の記憶に残りたい」という意識で「死ぬまで生きた」。


<カーテンコール>
キャスト全員が左右から分かれて
向かって左からは、武志(大矢くん)、賢三(柏さん)、雄悟(夏樹くん)、洋介(左くん)の順番で、
向かって右からは、池上先生(一徹くん)、明(松岡くん)、直(高岡くん)
の順番に出てきました。
そして正面を向き、一礼。
また左右に分かれて退場する、その去り際、大矢くんが一徹くんの前髪についてた桜の花びらを取ってあげるという微笑ましい場面。
この時、大矢くんはまだ武志のまま、一徹くんは花びらを取られた瞬間に池上先生から一徹くんに戻った、そんな気がしました。
そして一旦退場ののち、また再登場。

松岡くんから「ちょっと難しいかとは思いますが・・・すみません。」とひとこと。
前日・前々日のフォトセッションの時に、観劇の余韻の中急にフォトセッションタイムになったことで、切り替えが難しかった観客の声があったのでしょう。
そして、ここから夏樹くんの進行で20分間のトークタイムが始まりました。
夏樹くんはムードメーカー。
一気に会場の空気をがらっと変えてくれました♪

〇自己紹介
それぞれ役名と名前、感想を述べました。
一徹くんは「いやぁ~緊張ですよ!それしかないです」と、両手を胸のあたりで上下に交互に動かすという謎の仕草w

〇稽古を通して印象に残っていること
出てくるエピソード、一徹くんのことがなぜか多くて(笑)
・尻もちのシーン、一徹くんはどう転べばいいのかと悩んでいたが、稽古場でパイプ椅子を使って練習してたときに、柏さんに突き飛ばされて尻もちついた瞬間に、そのパイプイスを持って頭に掲げた(爆)
「完全に、無意識でした」と一徹くん。
これには会場もキャストも爆笑です。

・池上先生のメガネが気づくと斜め。シリアスなシーンでも斜めのままやってて、カニリカさんにいつも指摘されるw

・「一徹さんマジメなんで・・・」という前置きがありつつ・・・セリフを忘れたりとちると、ごまかさずにすぐカニリカさんの方を見ながら「あちゃー」な顔(笑)

・セリフに詰まって、別の言葉に言い換えるときに「一徹さん」になる。例えば、武志くんに対して「やらかしちゃったの?」とか(爆)
そういえばこの回、「国の補助金などについて」とか言うはずのところ、「もろもろ」って言い換えてたのをわたしは聞き逃しませんでしたwww

・開場直前まで舞台に立って声出しチェックをする一徹さん。
「だいぶ出るようになりましたよね、最初は全然・・・」と夏樹くんwww
会場爆笑でした。

これだけ一徹エピソードが出てきて、一徹くんだんだん耐えられず、もうひとりのいじられキャラ左くんに向かって
「たすけて、右くん!」
と声をかけるも、左くんは左くんで、いじられショックで落ち込んでいてそれどころじゃなく、「右」と言ったのを完全にスルーされました(;・∀・)

〇誰が一番?
「一番○○な人」といくつかのお題に対して、一番○○だと思う人を指差すコーナー。

・一番おっちょこちょい・・・一徹くんは自分を指しました。↑のエピソード然り、とのこと。
キャストの中では、左くんが多かったのかな?
いつも慌ただしく動いてるイメージだそうで。
セットの組み換えのときに、うまくパネルを動かせずにくるくる回ってるとか、場所が違うとか・・・
そしたらそれを聞いて一徹くん、「左くんは指差し確認するんだよね」と指摘。
テレテレになる左くんがかわいかったです。

・一番セクシー・・・一徹くんは柏さんを指しました。
満場一致で一徹くんになるかと思いきや、結構バラけたこのお題。
一徹くんはなぜ柏さんを指したかというと、
「そのニッカポッカがまず、セクシーですよね。洗ってない感じとか、風呂に何日も入ってなくてニオイそうとか・・・」
ニオイとかwww
そして、柏さんの衣装を「ニッカポッカ」というんだと初めて知った夏樹くんでしたwww
一徹くんを指したメンバーには「言わずもがな」と言われるw
まっつんを指したメンバーに理由を聞こうとするも、20分のお知らせの音が鳴ってしまい、そのままトークは終了。
最後まで「え、まっつんの理由は聞かなくていいの?」と心配する一徹くんでした。


ほんとに長く長くなってしまったので、一旦ここで切りたいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
そして、記憶違いな部分とかありましたら、ぜひ指摘をお願いします。

<続く>

イベント等 | 【2014-12-13(Sat) 01:20:38】 | Trackback:(0) | Comments:(2) | [編集]

「一徹のトライアングル」DVD発売記念イベント

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